大地を流れる大河

書店に行き、教育関係のコーナに

行くと、明らかに数年前とは異なる

タイトルが増えています。

 

数年前では、予備校の先生と有名塾の

先生による「数学の攻略法」や

「英語はこう解け」のような

HOW TO本が主流でした。

 

これらの本を今でも売られておりますが、

今や大半は「家庭」がテーマです。

 

 

「家庭で育てる天才児」や

「中学受験は親が8割」など、

家庭での教育をテーマにした本が

たくさんあります。

 

とは言ってもお母様方は、

とても忙しいのです。

 

子どもの事は心配だけれど、

あれもこれも出来ません。

「だから塾に行かせてるのに!」

となります。

 

ですので、言葉掛け一つ変えて

みてはいかがでしょうか?

 

怒る前に、聞いたり考えさせるのです。

中学生になり、『論理』という大河に阻まれ、

偏差値55から60に越えられない。

 

では無理なのか?そうでしたら、

皆さんは塾に行かせていないと思います。

 

では、どうすれば良いのか?

聞いたり考えさせたりすることです。

私が常々教えすぎないと言うのは、

この点を申し上げています。

 

お母様たちは「せっかく塾に通って

いるのだから教えて!」と

なると思います。

 

もちろん教えます。

しかし、なぜ家庭教師や個別指導で、

隣りに先生がいて懇切丁寧に教えて

もらっていても、成績が上がらなく、

違う塾に変えるのでしょうか?

 

授業前に「こういう順番で始めてね!」

と言っても、いきなり学校ワークを

やり始める生徒さんがいます。

 

さらに「忘れ物がないか机の中を

見てね」と言っても、筆箱を忘れて

帰る生徒さんがおります。

中には財布を机の中に置きっぱなし

にする生徒もいます。

 

これほど、聞いていないのです。

それはなぜか?

授業を聞いておらず、理解していない

からであり、先生自身の体験で問題を

解いているからであり、

 

本人の能力ではないのです。

よって、聞いたり考えさせたりすることが、

論理を鍛えることになるのです。

 

素直な子ほど、

「わかりました!」

「はい!大丈夫です!」と言いながら、

結果は逆になっているのです。

 

 

生徒たちから、

 

「そっか!」

「なるほど!」

「あっ!」などの言葉が出なければ

ならないのです☆

 

この時期から逆転合格させるには、

聞いたり考えさせたりして、

脳をフル回転させることです。

 

授業を聞きっ放し。

教えてもらいっ放し。では無理です。

 

 

「黒潮と親潮の違いを言って」となど、

こんな質問でも考えさせる事を大切に

しなければなりません。

 

そうしていると基礎基本の知識が、

曖昧であった流れが、一つの道筋で

あり論理となり、いつの間にか

記述問題が上手に書けているという

状態になります。

 

記述問題に関しては、

面倒臭がらず模範解答を写して下さい。

綺麗な日本語が学べますよ。

 

だから家庭教育の一つとして、

「勉強しなさい!」ではなく、

「何時になったら勉強するの?」と

子どもたちに考えさせるように

問いかけにしてください。

 

ご家庭で考えさせる子を育てるのです。

時には感情的になっても良いと思います。

 

偏差値55から60に横たわる大河は、

一度、解いた問題の類題を三日後行い、

記憶にフックさせながら、

質問と発問で論理力を強化すれば、

越えられます!