現中学3年生が大学受験生となる2020年
(東京オリンピックの年ですね)から大学入試を
筆頭に大学や高校の教育が大きく改革される
という事はもう皆さんご存じの事と思います。
これからの社会で必要な21世紀型の学力を身に
つけさせるため、特に、これまでの正解を見つける
詰め込み教育をひっくり返して、正解のない問いを
探究する教育へと転換するための準備が着々と
進められています。
入試や学力の内容はどう変わるのでしょうか。
詳細は検討段階ではありますが、すでに方向性は
示されています。
まず、「より多く覚え、より早く解く」という
これまでの学力は、「知識・技能」の学力と名付けて、
今まで同様、試験で測らるもようです。
その意味では「詰め込み教育」がなくなるわけでは
ないようですね。
計算問題の練習や歴史人物の名前の暗記といった
勉強はこれからも続きます。
しかし重要なのはここからです。
世の中に出たら、答えのない問題に取り組まなければ
なりません。
少子高齢化問題や経済政策に始まり、企業の商品開発
やPRの仕方まで、今や正解はひとつではありません。
知識は重要ですが、むしろ自分なりのアイデアを
作り出さなければなりません。
そこで「正解のない問題を解決する力」が重要に
なってきます。(Ⅱへ)